・井口 裕香里/いぐち ゆかり

2022年6月3日フラメンコ名鑑


20200930@西日暮里 アルハムブラのライブより

Profile

群馬県館林市生まれ。
武蔵野音楽大学 声楽学科卒業。声楽を岡崎雅明、春山礼子各氏に師事。同大学在学中に洗足学園大学付属指揮研究所に所属。指揮法を秋山和慶、川本統脩各氏に師事。同研究所ベーシックコース修了。

幅広く音楽に親しむ中で、スペイン音楽に出会い、フラメンコに強く心を惹かれる。フラメンコ舞踊を東京にて故石沢里実氏に師事。 後に鬼本由美、ペパ マルティネス各氏に師事。渡西を繰り返しながらタブラオに出演、教授活動を始める。

2008年からの2年半、スペイン・セビリアに居住し、主にアリシア マルケス、イサベル バジョン、アデラ カンパージョ、ラファエル カンパージョ各氏ほか、ラ・チョニー、ファルキート、ウルスラ ロペス、レオノール レアルなど各氏に師事。

特にアリシア マルケスに強く感銘を受け、彼女のもとで学んだバタデコーラは、現在自身のフラメンコに欠かせないものとなっている。

2011年 帰国記念リサイタル『Cariño』をアサヒアートスクエアで発表。
(アサヒアートスクエア協力事業)
2014年 ソロリサイタル『Los Caramelitos』をエルフラメンコで発表。
2015年4月 第4回トリノ国際フラメンココンクール「プーロ・フラメンコ」ソリスタ・プロフェッショナル部門にて優勝。同時に「タブラオ・エルアレナル賞」「Claudia Allasia賞」「セノビージャ賞」「フェスティバル・デ・ヘレス賞」を受賞。同コンクール優勝者として、スペイン・セビージャのタブラオフラメンコ「エルアレナル」に出演。
2015年8月 スペイン・ペルラ・デカディス主催第18回全国アレグリアス舞踊コンクールにて4位入賞。
2015年12月 ソロリサイタル「Puro」をエルフラメンコにて発表。
2016年9月 ソロリサイタル「Luna y Sol」をエルフラメンコにて発表。

私生活では2017年に第1子、2020年に第2子を出産。

2児の子育てに奮闘しながら、フラメンコ舞踊家として、国境を越えて勢力的に活動中。

Person

好きな言葉:「Con Amor(愛を込めて)」
師匠アリシアマルケスがバタを指導する時に口癖のように言う言葉だそうです。

Class

●”La Tierra” Clase de Baile flamenco/ラ・ティエラ フラメンコ教室
群馬・館林、東京・入谷、鶯谷、東新宿にて開講
(詳細は下記公式サイトにてご確認ください)

Site&Blog

●井口裕香里 オフィシャルサイト
http://www.yukari-iguchi.com/index.html

●井口裕香里オフィシャルブログ
http://blog.yukari-iguchi.com/

Shori’s Check!
海外のコンクールで賞を取っただけあって、技術はもちろん感性、風格もトップレベル。バタとマントンを得意とし、マントンを生き物の如く操る姿は勇壮かつ壮観! 裕香里さんご自身も力強さと美しさに満ちあふれています。かと思うと、アレグリアスのシレンシオなどではドラマティックでグッとくる表情になったりと、心を中から揺さぶるシーンも多く見せてくれます。踊りの最初から最後まで目が離せない、素敵な踊り手さんです!

※プロフィールは2020年11月19日時点のものです。