フラメンコのライブに来てみた! でも…どこを観て楽しめばいいの!?
ライブを初めて観る方の中には、そんなふうに思う方もいらっしゃるかもしれません。かくいうS.Horiもそうでした。最初のうちは綺麗な衣装や踊り手さんの容姿など、外見的な部分ばかり見ていたものです。
もちろんそれでも構いません。フラメンコの見方は人それぞれで、フラメンコを習っている方なら技術的な部分を見るでしょうし、楽器をやっている方なら音に耳を傾けるでしょう。自分が楽しいと思う見方をすればオッケーです!
カンテの歌をしっかり聴こう!
最初に知っていただきたいのは、フラメンコで重要なのはカンテである、ということです。「フラメンコ=踊り」というイメージがありますが、実はフラメンコは歌、つまりカンテが元となって始まったのです。
そのため、カンテは舞台の上に世界を作り出すとても重要な存在となります。実力のあるカンテさんなら口を開いただけで世界が現れることもあります。歌を聴きながら観れば、より深くフラメンコを楽しめるでしょう。
全体のリズムは合っているか、世界は融合しているか、そんなところまで意識が行くようになると、もっとフラメンコが楽しめるようになります。
バイレの“観るポイント”はココ!
しかしカンテやギターについて語り始めると奥が深すぎるので、ここでは主にバイレの“観るポイント”について解説していきましょう。
踊っているバイレさんを観て、感じて楽しむためには、感じるものが多くある部分に意識を向けるのがオススメです。S.Horiのオススメ“観るポイント”は、
・表情
・腕~指先
・足
の3つです。
上で書いたように、全体を観たり、音を聞くことも大切なので、Shoriは「カンテ、ギターを聞き、舞台の空気や世界を感じながら、踊り手さん全体をゆるやかに観る」、そして「感じるものが多くあるポイントに意識を移す」という見方をしています。
自分なりの“観るポイント”や、自分に合った見方を見つけて、フラメンコを心ゆくまで楽しんでください!