日本全国にフラメンコの魅力を振りまいた「恋フラ」、撮影最終日に参加しました!
2022年6月9日S.Hori's Topics
「恋フラ」、って、ご存知でしょうか?
正式な名称は「日本に恋した、フラメンコ」。バイラオールの永田健さんが発起人であり運営者で、日本の47都道府県の名所で浴衣などの和装でフラメンコを踊り、映像に収める、という。
日本のフラメンコ界にかつてなかった、斬新かつ壮大なプロジェクトなのです!
元々ご自身のPVなども制作していて、映像には強い健さん。映像を駆使して日本のフラメンコを盛り上げたい! との思いから「恋フラ」を発進させたそうです。和と洋が融合する映像は実に優美で、日本のみならず海外からも注目を浴びそうです。
撮影が始まったのは昨年の11月4日。埼玉県・川越の「時の鐘」を皮切りに、静岡県「三保の松原」、奈良県「石舞台古墳」、広島県「原爆ドーム前」などの名所で次々に撮影が行われました。
写真:「恋フラ」公式サイトより/富山県、高岡大仏にて。和装で並んだ奥にどっしりした大仏様、いいショットです。
まずは地上350m、展望デッキにて撮影!
いよいよ撮影開始です。最初に移動したのは地上350mにある展望デッキ。残念ながら雨のため夜景は楽しめませんでしたが、撮影はしっかりできました。
広いスペースに総勢60人が集まり、配置を色々変えつつセビジャーナスを踊ります。本来は夜景を楽しむフロアなので照明は暗めでしたが、薄闇で色とりどりの浴衣が舞う様は、むしろ艶が出て人肌さえ感じられるような。タブラオなどでは味わえない風情のあるセビジャーナスでした!
こちらも学生フラメンコ関係の参加者と、林亜矢子さん(写真一番左)。暗めですが皆さんの笑顔はしっかり撮らせていただきました!
撮影スタート! 大勢で踊るセビジャーナスは壮観で、熱気と楽しんでいる空気が伝わってきました。
展望デッキのラストは、全員入り乱れて対になってのセビジャーナス。撮影係としてはどこを撮っていいかわからなくなるような(笑)、賑やかで華やかなひと時でした。
続いて地上450m、「回廊展望」に移動!
展望デッキでの撮影が相当賑やかだったため、これで終わりか…と思いきや次がありました。
移動したのは地上450mの「回廊展望」。今までこんな高いところでセビジャーナスを踊った人がいるのだろうか!? てなことを思っている間に準備は進みます。“回廊”との名の通り、このフロアはチューブ状の通路になっているため、2列に並んでの撮影となりました。
全員で踊ったあとは、参加したクラスの先生方、また男子のみのセビジャーナスの撮影も行われ、無事撮影終了となりました。
回廊展望はこんな感じの通路になっています。踊る前の皆さんのワクワクした顔もいいですね。右に写っているのは、スペイン舞踊団・研究所を運営する有名な方、平富恵さんです。
撮影開始! 健さんが撮る動画に写り込まないよう横から撮影を。
撮影を終えて…映像の完成が楽しみです!
雨が降ったり電車が止まったり、いろいろあった撮影でしたが、踊り始めたらそんなの関係ありません。皆さん本当に楽しそうに踊っていました。僕も撮影しながら一緒になって楽しませていただきました。皆様ありがとうございました!
すべての撮影を終えた「恋フラ」はこの後映像の編集を経て、年末もしくは年明けに完成版が公開されるそうです。
日本の魅力とフラメンコの魅力、そしてフラメンコを愛する人達の笑顔が詰まった映像の完成を楽しみに待つと同時に、日本のフラメンコが盛り上がるよう願ってやみません。このプロジェクトをきっかけとして、日本のフラメンコを盛り上げようという気運がもっともっと高まってくれればと思います。
健さん、参加者の皆様、お疲れ様でした! 本当に楽しかったです。ありがとうございました!!
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